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ジェル注入で健康被害?今後の豊胸手術はどうなる

ジェル状充填剤による豊胸で健康被害…日本美容外科学会が報告

注入豊胸のイメージ画像

2018年11月27日、日本美容外科学会は厚生労働省で会見を行い、ジェル状の充填剤を用いた豊胸術で健康被害が認められると発表しました。
同学会が、全国3874人の美容外科医を対象に調査を行ったところ、回答した132人の医師のうち、実に72人(55%)もの医師が充填剤注入が原因の合併症を診察していました。

ジェル状充填剤による豊胸とは、ヒアルロン酸や化学物質を皮膚科に注入する方法のこと。最も手軽な豊胸方法として認知されており、日本国内で行われる豊胸治療の44%を占めています。

健康被害・副作用の症状は?

調査結果によると、以下のような健康被害が確認されています。

また、回答した医師132人が行った豊胸手術の半数以上が、術後5年以上経ってから合併症を引き起こしていたとのこと。手術から数年たって、健康被害が顕在化してくるケースも多いようです。日本美容外科学会も、術後長期間にわたって形成外科など医療機関での検診を推奨しています。

海外ではすでに使用禁止の国も

日本美容外科学会の大慈弥裕之理事長は会見で、世界的にはシリコンインプラントと脂肪注入が主流で、「充填剤注入による豊胸術は合併症のリスクが高い。豊胸目的での充填剤の注入は行うべきではない」と見解を述べています。

実際に海外では、すでに充填剤の注入を規制している国も多くあります。アメリカでは食品医薬品局(FDA)が充填剤の胸への使用を禁止し、韓国では2016年に「アクアフィリング」などの充填剤を使った豊胸手術に対し中止勧告を出しています。
この「アクアフィリング」は、日本でも非常に多く用いられている充填剤です。今回の調査でも注入症例のうち24%と最多の割合を占めており、同時に健康被害が最も認められた充填剤でもありました。

今後の対策は?

これまでも注意勧告などを行っていたそうですが、今後はより規制を強化。日本美容外科学会では、1年以内を目途に、ジェル状充填剤の使用中止を促すガイドラインの策定を急いでいます。

参考サイト

ジェル状充填剤とその他豊胸方法の比較

日本では「ジェル状充填剤による豊胸」(いわゆるプチ豊胸)が有名ですが、上記のように海外では、脂肪(幹細胞)注入、シリコンバッグが主流です。これら3施術の治療比較については、こちらをチェックしてみてください。

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